ピュアオーディオの洗礼

オーディオ遍歴その1
僕がオーディオに目覚めるきっかけはいくつかありましたが、大きなきっかけは小学校時代に遡ります。ここは田舎なのですが、その当時仲の良かった友達がいて、その子は少し日当たりが悪いのですが丁度カーテン越しに木漏れ日が差す夏はすごしやすそうな部屋に住んでました。冬はちょっと暖房器具をガンガンにたかないと住めなさそうな部屋なのですが、その部屋に少し肌寒くなりかけた初秋だったか紅葉が始まりだした頃に”家に来て見ないか”と誘われて部屋に案内されました。その事が、オーディオの甘い罠にどっぷりつかるきっかけになるとは夢にも思いませんでした。その部屋は6畳1間かというほど狭くそこに無造作にベッドと家具が置かれていました。その狭い部屋にデンと大きな家具は所狭しと置いてあって”狭い部屋が余計狭いな~”と思わせる物でした。それに、置かれていた棚にはやたら大きな電気製品が置いてあって”これで料理でも作るんだろうか”と不思議に思っていました。その時友達がそれのスイッチを入れました。これまで見たこともないほどきれいな照明がついて思わず吸いつけられるように見入ってしまいました。心地よい操作音がカチッと響いたかと思う間もなくドッシリした腹に響く音が鳴り響きました。その瞬間、僕は何が起こったのかわからないほどその音に釘付けになってしまいました。家具と思っていた物は実はスピーカーで、生まれて初めてのピュアオーディオの音の洗礼を受けました。普通は”ああ、いい音だな”で済ましてしまう人もいますが、何か僕の中に持っていた物が目覚めた感じで感動を覚えました。その時に、音楽をいい音で聴く事が僕の最大の目標になりました。




オーディオブログランキングに参加中です
blogram投票ボタン


にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへ

0 件のコメント:

伊藤忠商事のグループ会社